誕生日
子供がどうなっているか、それぞれの部屋を見に行くのに足元が揺れて広い家でもないのにさっさといけなかった。無事を確認して台所へ降り、石油ストーブをつけたけど、またゆれで火が消える。ニュースを見てもまだどれほどの情報も出てなかった。主人も普通に出勤したが電車のホームでまたすごい揺れだったといってた。私は車で出勤したが京奈自動車がクローズで、別のルートもすごい渋滞で、結局家へ引き返し会社に連絡した。見る見るテレビのニュースでむごい光景となりなんともいえない気持ちになった。あの火を早く消すことができないかとか、壊れた家を取り去ることができないのかとか、自分の無力さを痛感したあの震災。
淡路島出身の由美子さんが言ってた。
「あんな大きな橋を架ける工事をしたから神様が怒ってるんや」
そんな日が、夫の誕生日。ささやかな気持ちにならざるを得ない
ご主人お誕生日おめでとうございます。いつまでも秀子さんをみまもってあげてくださいね。主人は元旦に倒れ救急車で運ばれました。
(日付けがかわってしまいました。)
13ねん前からは きっと お誕生日より 震災のことのほうが
大きくなりましたですね…
私の父は震災の2週間前になくなりました。で、震災で大変だった
人達のことは、考える余裕も無く。
それぞれの時 それぞれの思い 分かち合えない悲しみもあり